saru2016’s blog

エクセルのテクニックを紹介するブログです。

エクセルで順位を付けるには

エクセルには順位を付ける関数があります。名前をRANK関数と言います。これは見た目で誰のテストの点数が高いのか?誰が売上げを一番上げているのか?等を知るための関数(数式)です。 またエクセルのバージョンによってはRANK関数をRANKEQと呼ぶ場合もありますが同じ物です。 降順と昇順がある? 単にランキングを出そうと思っても、闇雲に値を求めても欲しい結果と違うものが 帰って来る可能性はあります。そこで昇順(小さいものから大きいものを求める) 逆の順位小さい順から並べることを言います。 降順とは(大きいものから小さいものを求める)事を言います。これを行なう事で値を 大きい順から求めることが出来るようになります。これがエクセルでは一番使うかもしれません。 相対参照と絶対参照 エクセルで計算式を組んで答えを求めるときに、普通は相対参照(数値が入っているセルを参照し値を求めること)つまり相対的に見ているために、相対参照元が動くと相対参照先も動くと言う事になります。 相対参照のままランク関数を使うと、参照先に値がなくなってN/Aと言うエラー表示が出ますのでこのエラーが出たら式の設定が間違っていますので修正が必要です。 これに対し、絶対参照という指定の方法があり、指定したセルの範囲以外の場所の値を見ないで欲しいと設定することを言います。エクセルを起動してRANK関数を組むときにF4キーを押します。 押すと計算式の指定セル範囲のところに$マークがついて、絶対参照範囲が指定できます。 ランク関数の組み方を説明します。

① 関数ウイザードで組む

f:id:saru2016:20160811140240p:plain

②ランク関数を挿入する

f:id:saru2016:20160811140626p:plain

③セル範囲や求める値を指定する

 

 

f:id:saru2016:20160811141241p:plain

 値のところに、求めたい範囲の先頭のセル番地を指定し、参照のところはテストの点数の合計の順位を求めたいのでE3~E7を指定する。順序は昇順で値を求めたいので0を

指定します。

 

 

f:id:saru2016:20160811141835p:plain

 

順位を求める事が出来ました。

残りのセルに数式をコピーする

f:id:saru2016:20160811142103p:plain

合計の数字が違うのに、セルG6とG7の順位が同じになってしまいました。

数式の参照がしっかり当たっているかを再チェックしましょう。

 

 

 

f:id:saru2016:20160811142429p:plain

セルG7が相対参照となっていたためズレており、参照範囲を絶対参照にする必要があります。そうでないと正しい値が求めることが出来ません。そのため参照位置をF4キーを

使用して絶対参照に切り替えます

 

エクセルで通常式を組んだときは相対参照で式を組まれるため、こういった微調整が

必要となります。

 

f:id:saru2016:20160811142839p:plain

計算式を修正して、正しい順位を求めることが出来ました。